2014年11月24日星期一

ナムコが挑む新たなエンタメ体験 アニソンスポット、謎解きゲーム

ナムコが挑む新たなエンタメ体験 アニソンスポット、謎解きゲーム 「妖怪ウォッチ」の関連商品が絶好調で、2015年度3月期の連結業績予想を上方修正したバンダイナムコホールディングスだが、ゲームセンターなどを中心としたアミューズメント施設運営は、なお厳しい状況が続いている。業務用ゲーム機で遊ぶファンが減っているのが主な原因で、子供や女性、高齢者なども楽しめる機器の投入で、落ち込みを食い止めようと懸命だ。こうした中、グループで施設運営事業を展開するナムコは、従来のゲームとは違ったエンターテインメントを体験できる施設を展開、アミューズメントの新しいトレンドを作ろうとしている。  アニソン(アニメソング)好き集まれ-。10月10日にナムコがオープンした「アニON STATION」(東京・歌舞伎町)は、アニメーションの主題歌や関連楽曲を、大勢のアニソン好きといっしょに楽しめるという、新しいタイプのエンターテインメント・スポットとなっている。  アニソンを楽しむ場合、普通なら家でCDを聞いたり、アニソン歌手や声優たちが出演するライブに行ったりする。カラオケ施設で歌うファンも多い。「アニON STATION」は、これらに並んでもうひとつ、アニソンの楽しみ方を提案するスポット。同じ趣味を持った人たちが集まる空間ならではの一体感を味わえる。  リストアップされたアニソンから、来場者がネットを通じてリクエストした曲を、スタッフの「アニON チアーズ」が選んで流すイベントや、2人の「アニON チアーズ」がアニソンを選んで聞かせ、来場者が振るサイリウムの色でどちらが人気かを競うイベントなどを実施。来場者とスタッフが、一体化してアニソンを楽しむ時間も作って場内を盛り上げる。海外から来たアニソン好きが、ここに行けば必ずアニソンに触れられる“クール・ジャパン”スポットとして楽しむこともできそうだ。  ナムコでは、同じ歌舞伎町に今年8月、リアルゲームと呼ばれる体感型の謎解きイベントを楽しむスポット「なぞともCafe新宿店」もオープンさせた。歌舞伎町の入り口に建つドン.キホーテ新宿東口本店の7階にあって、プレーヤーは用意された10の個室(ミッションキューブ)に入り、各室に仕込まれた「謎」に765秒の制限時間で挑戦する。  10種類ある謎はそれぞれ違っていて、壁一面に書かれた問題から“時限爆弾”の解除コードを導き出すものや、歌舞伎町を担当する刑事になってマフィアの麻薬取引を阻止するものなどがある。ナムコでは2012年から、謎解きイベントの情報を集めたポータルサイト「なぞとも」を立ち上げ、リアルゲームと呼ばれる体感型のゲームを盛り上げてきた。  13年夏から14年初頭にかけては、東京都渋谷区の代官山で「なぞともCafe代官山」を期間限定で運営。ここで手応えを得たことから、常設の謎解き施設を展開していくことにした。新宿に続いて9月26日には、東京都渋谷区に都内2号店となる「なぞともCafe渋谷店」をオープン。こちらには9種類の謎を用意して、ファンの挑戦を待ち受けている。  この渋谷店は、カラオケレストランを展開するシダックス・コミュニティーとの協業で、設置場所も渋谷シダックスビレッジクラブ内。ミッションキューブはカラオケルームを転用したもので、フロアの半分にはこれまでどおりのカラオケルームが入っている。歌舞伎町の「アニON STATION」も、シダックス新宿セントラルロードクラブの地下1階にあったパーティールームを改装したものだ。  日本生産性本部がまとめた「レジャー白書2014」によると、13年のカラオケの参加人口は3360万人で、前年から300万人減少した。09年の5000万人からは1640万人の減少。10年の3000万人から13年は1540万人と半減したゲームセンター・ゲームコーナーほどではないが、カラオケ事業者のとっても新しい層の集客が喫緊の課題となっている。  ナムコによる新業態施設の展開は、こうした課題にこたえるものとしての意味も持つ。カラオケルームならではの音響の良さを生かしながら、新しい層を呼び込める施設への改装に取り組む動きが増えてくれば、そこに「なぞともCafe」や「アニON STATION」のような施設を提案し、全国へと広げていける。  15年度3月期の第2四半期間決算で、バンダイナムコホールディングスは、アミューズメント施設運営事業について「国内でIP(キャラクター資産)の世界観を体感できる店舗展開や、業務用ゲーム機事業などグループ事業との密接な連動など、当社グループならではの展開をはかる」方針を示した。池袋のサンシャインシティで昨年7月から運営が始まった、集英社の漫画雑誌「少年ジャンプ」の世界を体感できる施設「J-WORLD TOKYO」で人気漫画とのコラボレーションを行い、英語と中国語(繁体字、簡体字)のサイトもオープンして、内外からの集客増に努めている。  新業態についても、「テーマパーク事業や新業態への挑戦など、新たな事業の柱の構築を目指す」方針。9月に発行されたグループ社員向けのニューズレターでは、バンダイナムコホールディングスの石川祝男社長も「積極的に取り組んでいく」と明言している。ここで石川社長は、「ユーザーの動向や反応を一番見ているのは、施設のスタッフたち。ここからも積極的に現場発のアイデアや意見を提案してほしい」と訴えた。  謎ときのようなリアルゲームの体験施設や、アニソン体感スポットなど、これから流行りそうなエンターテインメントを先取りして展開しつつ、現場の感性を拾い上げて新しい施設の開発へとつなげていく。ここから、ナムコとして創業されて来年が60年周年という老舗のアミューズメント施設会社が、さらに周年を重ねていくための力が生まれ来そうだ。 カナダグース カムループス モンクレール ダウン レディース アントニーモラート クルチアーニ ウエスコ ウエスコボス ザノースフェイス ノースフェイス グレゴリー nike スニーカー air jordan イルビゾンテ

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